愛の証
最後に君に会えて幸せだと思った僕は君にとって残酷な存在なのだろう。
苦しかった。
今の状態もそうだけれど、罪を背負って、罪を重ねて生きていくことが。
解放を望んだ。出来れば君の、その手で。
例えそれが君を傷付ける結果となっても。
もう泣かないでいいんです。
これ以上君を苦しめるものはないから。
泣いてくれて嬉しい。
優しい君が涙を流すのは僕だからということではないんだろうけれど。
どうか忘れて。僕のことを忘れて。
君には笑顔でいてほしいんです。
覚えていて。忘れないで。
僕が愛していていたこと、それが君を苦しめる結果であっても、それは愛の証なのだから。
こんな情けない姿を見られたくなかった。
最後まで君の為に自分を偽らなくてはいけなかったのに。
君に会えて嬉しい。
最後に僕の目に焼き付けるのが君であることが嬉しい。
君にとって僕は酷く、残酷な存在。
それでも僕は君を愛していた・・・。
あとがき
愛蔵版の弁慶ルートをしてたら思いつきました。
多分、疲れてる時に書いたものだから、こんな大変なことになってるんでしょうね・・・。
でもここ最近、すごく弁望に萌えるんですよ。弁望にかけたい情熱が、すごくあるんですよ。幸せなのとかもいっぱい書きたいですね!! 薬師夫婦万歳!!
ここまで読んで下さってありがとうございます。
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