祝う気持ちが大切










 それは知盛の誕生日の少し前のこと。







 「あ〜・・・どうしよう、将臣くん。知盛の誕生日プレゼントが全く思いつかないんだけど・・・!」

 「そんなの、知盛の好きなのやったらいいだろ?」

 「・・・・・・血の宴しか思いつかないのは彼女失格かなぁ・・・」

 「・・・・・・・・・お前をプレゼントにしたらいいんじゃねえか?あいついっつもお前のこと欲しいって言ってんじゃん

 「馬鹿!それじゃ私の身が持たないじゃん!!次の日学校あるんだから止めてよ!!」

 「じゃあ、他に何かいい案があんのか?」

 「・・・ないから相談してるの・・・ケーキとかじゃあまり嬉しくなさそうだし」

 「・・・胃薬用意してたら喜ぶんじゃないか?(笑)」

 「・・・将臣くんを生贄にして血の宴でも実践しようかな・・・」

 「ごめん、俺が悪かった」

 「分かればいいんだよ、分かれば」

 「・・・でもやっぱり知盛にはお前が一番だろ?その日1日知盛のために費やしてやりゃいいじゃん」

 「それ、いつもの休日と変わらない」

 「・・・」

 「・・・あ、将臣くん、これ貸して」

 「いいけど、壊すなよ?」

 「分かってるって」











 知盛誕生日当日。










 「おじゃましまーす。知盛、誕生日おめでとう!」

 「・・・誕生日・・・?」

 「今日は、知盛の好きそうなゲームを将臣くんから借りてきたんだよ。大して難しい操作もないから大丈夫!」

 「・・・それが誕生日の祝いというやつか?」

 「ちゃんとケーキも買ってきたから大丈夫!これは後で食べようね。それでね、このゲームは簡単に言えば血の宴が出来るゲームなんだよ」

 「・・・ほお」

 知盛の目が光った。

 「残虐モードにしたらかなりリアルに人の死体とか表現されるし、星の数を増やしたら大量の警察に狙われて、まるで生きた心地のしないゲームなの」

 「それは・・・なかなか面白そうなゲームだな・・・」

 「それでね・・・」

 望美がとても楽しそうにゲームの説明をしているので、内容は大して頭の中には入ってないが望美が嬉しそうな顔をしているので知盛は満足していた。知盛にとっては望美の笑顔はかなり気に入ってるからだ。

 その顔を眺めながら今日もいい日だと知盛は思った。










 そして何だかんだ言いつつ二人でかなりゲームを満喫し、最終的にやっぱり望美は知盛に食べられましたとさ










 めでたしめでたし?























あとがき
 ・・・なんだこれ(笑) これしかネタが浮かんでこなかったって何事ですか? だって知盛書いてたらエロの方向に自然といっちゃうんですよ(笑) 一応表サイトのつもりなのでエロはなしです。そしたら将臣くんとのネタしか思いつかないという衝撃の事実ですよ。
 ついでにゲームはグランドセフトートのつもりです。私は未プレイですけど弟とかは持ってます。あのゲーム一応18歳推奨ゲームなんですけどね(汗) それを将臣くんが何故持ってたのかは謎です。まあ、一応推奨ですから以下でも買えますしね。
 来年はリベンジしたいですね!! ちゃんと甘いやつ書きたいです。でもこれを加筆修正する気はありません(笑) 一応書き始めは違うネタにしようかと思ったんですけど、何故かこうなってしまったことにちょっと残念ではありますが後悔はありません(ちょっとは後悔しろ)
 ここまで読んで下さってありがとうございます。







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